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新聞でも記事となりました.
国内史上最高齢ウォンバット 29歳10カ月 ヒロキ大往生
横浜市金沢区の金沢動物園は二十五日、同園で飼育していたウォンバットの「ヒロキ」(オス)が、二十四日午前零時ごろに死んだと発表した。国内史上最高齢の推定二十九歳十カ月だった。人間の年齢では約百歳に相当するという。ヒロキは一九八七年三月、豪州から来園した。体長九〇センチ、体重二八・二キロ。ペアで飼育していたメスのキヨコが九六年に死んでからは、単独で来園者を楽しませていた。人気の動物の一つだったが、八月二十日から体調を崩していた。死因は肝不全。ウォンバットは豪州に生息し、コアラやカンガルーと同じ有袋類。草食性で草や木の根、キノコ類などを食べる。豪州では野生個体が近年減少しており、保全対象になっている。国内で飼育しているのは名古屋市、長野市、大阪府池田市の三カ所六頭となった。これまでの最高齢は、東京・多摩動物園で飼育されていたオスの二十九歳八カ月だった。(東京新聞)
動物園人気者、ウォンバットのヒロキの死惜しむ
横浜市立金沢動物園(金沢区)の人気者だったウォンバットの「ヒロキ」(オス)が24日、肝不全で死んだ。国内最高齢の29歳(推定)。人間では100歳に相当する年齢だった。ころころと愛くるしい体形に、つぶらな瞳。不細工だがかわいい「ぶさかわ」ぶりが人気を呼び、インターネットでもファンが急増していた。園には全国から惜しむ声が寄せられている。「たくさんの人にたくさんの笑顔と癒やしをありがとう」「一回見に行きたかった」。園がツイッターでヒロキの死を情報発信した25日以降、リツイート(転載)は約9000件に上る。園には「ヒロキくんのファン」という仙台市の女性から、「ゆっくりお休みください」というメッセージと共に花束も届いた。ウォンバットはコアラなどと同じ有袋類で、豪州に生息。豪州の国立公園で保護され、メルボルン動物園で飼われていたヒロキは1987年3月、金沢動物園にやって来た。今年4月にツイッター上で行われた全国の動物園の人気者企画で、園が写真付きで紹介したところ、その「ぶさかわいい」表情が評判になり、全国的な人気者に。園に通ってヒロキの様子を撮影し、ネットに掲載する「ヒロキ通」も現れた。 夏場も元気に過ごしていたが、今月20日に突然、食欲がなくなったという。園は公開を控えて看病し、心配するファンの声も寄せられる中、4日後に死んだ。広報担当の高橋麻耶さんは「10月で節目の30歳なので、お祝いをしたいと考えていたところでした。ネットで知った人たちにもぜひ、本物に会ってほしかったです」と話す。園では9月6日まで、ウォンバットの展示場そばに献花台を設置し、メッセージノートも置いている。園によると、ウォンバットは国内3園で6頭飼育されている。飼育下での寿命は20年程度で、ヒロキは2014年に死んだ多摩動物公園(東京都)の「チューバッカ」を抜いて、長寿記録を更新していた。(読売新聞)
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