ようこそ 曲リスト リンク 楽譜 CD情報 豆知識 掲示板

CDショップ・グッディーズの新譜情報から弦楽合奏に関わるものを抜粋して掲載しています.



2002年8-12月

<PentaTone Classics>

PTC5186 009 \2700
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
弦楽セレナーデ ハ長調 op.48
フィレンツェの思い出(弦楽合奏版) op.70
マルコ・ボーニ(指揮)、コンセルトヘボウ室内管弦楽団
録音:2002年4月、ワールセ教会(オランダ・アムステルダム

<NAXOS> 日本語帯付 2月新譜

8.555840
ロドリーゴ(1901-1999):<管弦楽作品全集第3集>
チェロとオーケストラのためのギャラント風協奏曲/ヴァイオリンとオーケ
ストラのための夏の協奏曲/チェロとオーケストラのためのディヴェルティ
メント風協奏曲/ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのカンショネッタ
演奏/マックス・ブラガド・ダルマン(指揮)
カスティーリャ&レオン交響楽団、
アシエル・ポロ(チェロ)、ミハイル・オヴルツキー(ヴァイオリン)
「アランフェス」にとどまらないロドリーゴの協奏作品集。民俗音楽風の親
しみやすいヴァイオリン協奏曲とチェロ協奏曲、さらには珍しい小品も収録
して、スペイン音楽ファンにはおすすめです。スペインの若手指揮者も好演。

<NAXOS> 日本語帯付12月新譜

8.557099
<クリスマス管弦楽名曲集>
ケリー(1934- ):クリスマス・キャロルによる即興曲 
ヘリー=ハッチンソン(1901-1947):キャロル交響曲 
ウォーロック(1894-1930)(フィリップ・レーン編曲):
弦楽のためのキャロル/ベツレヘム・ダウン 
レーン(1950- ):乾杯の踊り 
スタンフォード(1939- ):クリスマス・キャロル交響曲
演奏/ギャヴィン・サザーランド(指揮)
プラハ市フィルハーモニー管弦楽団
多くのクリスマス・キャロルや合唱曲があるイギリスから、親しみ
やすい作品集が到着。H=ハッチンソン作品は有名なキャロルがたく
さん登場する人気曲であり、その他の曲もつい一緒に口ずさんでし
まうほどです。

<HUNGAROTON>

HCD 32135 \1880
バルトーク:ラプソディOp.1
同:ピアノ協奏曲第2番
フォルデス:弦楽のための小組曲
アーンドル・フォルデス(P) 
ラムルー管弦楽団、ロゲル・デゾルミエール(指) 
ラムルー管弦楽団、ウジェーヌ・ビゴー(指) 
イェネー・コッパーンディ(指)ショルティ室内管
録音:1948年
作曲者直伝による演奏から「バルトークの代理人」と謳われた、フォ
ルデス極めつけの録音が登場。録音の前年1947年にフォルデスがアメ
リカ初演を果たした協奏曲はCD化(Jecklin)されていますが、同じ
ドホナーニ門下のアンダと並んで、ネイティヴならではの語り口が味
わい深い演奏。フォルデスが渡米後に書いた唯一の管弦楽曲が聴け
るのもポイント。

<BRIDGE>

BCD 9119 \1980
イスラエル国歌「Haktiva-希望」(アラン・シャルマン編曲)
L・バーンスタイン(指)1949年4月23日
アラン・シャルマン:
ヴァイオリンと管弦楽のための主題と変奏
E・ヴァルディ(Vn)、F・ブラック(指)
クラリネットと弦楽のためのランデヴ
A・ガロドロ(Cl)、S・アンテク(指)
弦楽のためのノクターン
M・カティムス(指)
管弦楽のためのワルツ
M・カティム(指)
ローレント序曲
グイド・カンテッリ(指)
現代人のためのメヌエット
D・ギリス(指)
ボップ・ガヴォット
D・ギリス(指)
全てNBC響

<Cavalli Records>

CCD 412 \1980
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲 二短調(1822)
八重奏曲op.20
イル・カプリッチョ(弦楽合奏 & 八重奏)、
フリードマン・ヴェツェル(vn & cond)
“メン・コン”でおなじみのホ短調のヴァイオリン協奏曲(1844年)
より遡ること22年前に書かれていたが、1951年にメニューインが発
見するまで知られていなかった“もうひとつの”ニ短調協奏曲を収
録。同じ年代に書かれたヴァイオリンとピアノのための協奏曲(こ
れもニ短調)とやはり雰囲気は似ていて、清潔感を漂わせながら疾
走する悲しいパッセージが胸を打つ。ヴァイオリンのソロを弾くフ
リードマン・ヴェツェルは、ユンゲ・ドイチェ・フィルや、フライ
ブルク・バロック管のメンバーとして長年活躍してきた人。その彼
が中心となり、門下生のプロ演奏家らと1998年に結成したのがイル
・カプリッチョ。古楽からロマン派、現代音楽にいたるまで、その
時代に即した演奏様式で演奏することを身上としている彼らは、
本盤でも作品への共感が自発的にあふれてくる瑞々しい演奏を繰り
広げている。

<ECM>

4720802 \1980
アルヴォ・ペルト/オリエント&オクシデント
巡礼者の歌、オリエント&オクシデント(東洋と西洋)、涸れた谷に鹿が
水を求めるように
スウェーデン放送交響楽団・合唱団
指揮: トヌ・カユステ
『グラモフォン』誌最新号、今月の一枚(Editor's Choice)に選ばれる!
ペルトの新作を収録したアルバム。「巡礼者の歌」は1984年に書かれた独唱
と弦楽四重奏のための作品を男声合唱と弦楽オーケストラのために編曲した
もの(2001年4月初演)。弦楽合奏のための「東洋と西洋」は2000年の作品で、
今年の8月27日に秋山和慶指揮の東響によって日本初演が行われました。
「涸れた谷に・・・」は1999年の作品。詩篇第42番と第43番に基づくスペイン
語の歌詞による女声合唱とオーケストラのための作品です。最新のぺルト・
ワールドをご堪能あれ!

<VIRGIN クラシックス>

VC-5455342 \1980
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 他
6つのユモレスク、2つの小品Op.77、2つのセレナードOp.69、ヴァイオリン
と弦楽のための組曲Op.117
クリスチャン・テツラフ(ヴァイオリン)
デンマーク国立交響楽団、Thomas Dausgaard指揮
本年2月の最新録音。ヴァイオリニストでもあったシベリウスのヴァイオリン
とオーケストラによる作品を収録。

<WARNER>

0927.43423
(1)シェーンベルク:浄夜
(2)シベリウス:アンダンテ・フェスティヴォ
(3)ショスタコーヴィチ:室内交響曲ハ短調作品110a(バルシャイ編曲)
(4)プッチーニ:菊
チャバ&ゲーザ・シルヴァイ指揮 ヘルシンキ・ストリングス
フィンランディア・レーベルからの初出新録音。廉価盤シリーズ"APEX"の1枚
としての発売です。 フィンランディア・レーベルから北欧ものを中心に録音
を発表している室内アンサンブルによる弦楽のための作品集。

<NONESUCH>
7559.79657 \1800
シュニトケ:ポルカ
ハイドリッヒ:ハッピー・バースデイ変奏曲
カヒーゼ:ブリッツ幻想曲
Ghys/Servais:Variations Brillantes Et Concertantes Sur L’Air
“God Save The King” Op.38
チャイコフスキー:エレジー
Bor:McMozart’s Eine Kleine Bricht Moonlicht Nicht Musik
ワックスマン:オールド・ラング・サイン変奏曲
クプコヴィック:スーヴェニア
ギドン・クレーメル、クレメラータ・バルティカ
ギドン・クレーメルのコンサートでおなじみ、世界中で10億人の人が知っ
ているあの名曲‘ハッピー・バースディ’の変奏曲が遂にCD化されます。
ハイドリッヒによる「ハッピー・バースディ変奏曲」はクレーメルが自身の
コンサートのアンコールでしばしば取り上げ、会場はおおいに盛り上がって
しまうことで有名な楽曲で、ハイドン風、モーツァルト風、ベートーヴェン
風、ブラームス風、シューマン風、ドヴォルザーク風、それに加えてポルカ
風、映画音楽風、ラグタイム風、タンゴ風、ジプシー音楽風なものまである、
とても楽しい楽曲です。まさに超絶技巧をもちながら、人々を楽しませるエ
ンターテイナーとしての気持ちを決して忘れないクレーメルならではの快作
といえます。

<FINLANDIA>
0927.43072 \1800
オヌテ・ナルブタイテ:
忘却の門を開門せよ(弦楽四重奏曲第2番)/弦楽四重奏と回帰した冬のた
めの<素描>(弦楽四重奏曲第3番)/悲しみの天地創造/トライアングル
付きのシンフォニア
ヴィリニウス弦楽四重奏団
ユハ・カンガス指揮 オストロボスニアン室内管弦楽団
フィンランディア・レーベルが女流作曲家オヌテ・ナルブタイテ(1956年生
まれ)の作品を4枚の選集に収めるシリーズの第2弾で、弦楽四重奏曲と弦
楽オーケストラのための作品が収められています。単一楽章による弦楽四重
奏曲第2番《忘却の門を開門せよ》は、四つの声部が最小限の音を奏でる透
明この上ないポリフォニーの中に、独特の悲劇性と叙情が織り込まれたもの。
弦楽四重奏曲第3番《素描》は、日本の山水画独特のあいまいな輪郭線を作
曲技法に適応したものといいます。後半の弦楽オーケストラのための2曲で
は、22人の弦楽奏者のための《悲しみの天地創造》が密度の濃いポリフォニ
ーを追求し、《トライアングル付きのシンフォニア》は月の光の輝きを鏡像
関係の作曲システムに応用したユニークな作品。いずれも単なる癒し系に括
りきれない、自然との不思議な交歓にみちあふれた音楽を展開しています。

0927.46663
シベリウス:
交響曲第3番、ロマンス、タピオラ、カレリア組曲、弦楽のための即興曲、
プレスト
ユッカ=ペッカ・サラステ、パーヴォ・ベルグルンド、オッコ・カム、
ユハ・カンガス他(指揮)

<TELDEC> 9月新譜

0927.46718
ブリテン:
(1)ピアノ,弦楽四重奏と弦楽合奏のための《若きアポロ》Op.16 
(2)ヴァイオリン,ヴィオラと管弦楽のための二重協奏曲ロ短調(1932)
(3)2つの肖像(1930)〔弦楽のための《デイヴィッド・レイトン》/
ヴィオラと弦楽のための"E.B.B."〕 
(4)シンフォニエッタOp.1〔1936年小管弦楽版〕
ケント・ナガノ指揮 ハレo. 
(1)ニコライ・ルガンスキー(p)
リン・フレッチャー,ダラ・デ・コーガン(vn)
ティム・プーリー(va)
ピーター・ウォロール(vc) 
(2)ギドン・クレーメル(vn)
ユーリー・バシュメト(va)

<Chandos> 9月新譜

CHAN 10016 \1980
レオ・ヤナ-チェク(1854-1951):
弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
パヴェル・ハ-ス(1899-1944):
弦楽四重奏曲第2番「猿の山から」
カロル・シマノフスキ(1882-1937):
弦楽四重奏曲第2番 op.56
リチャ-ド・トグネッティ(指揮、ヴァイオリン)、
オ-ストラリア室内管弦楽団
ピーター・ウィスペルウェイをして「現在、世界最高レベルの室内ア
ンサンブル」と言わしめたオーストラリア室内管弦楽団がChandosか
らデビュー。Channel Classsicsでショスタコーヴィチの協奏曲を鮮
やかに演奏していた、あの強力な猛者軍団だ(CCS 15398/国内 MCCS
15398)。ベートーヴェンやシューベルトの弦楽四重奏曲を弦楽合奏
で演奏するのはそう珍しいことbナはなくなったが、ヤナーチェクやシ
マノフスキの作品までレパートリーにしてしまうというのは、そうそ
うあることではない。編曲はリーダー(コンサート・マスター)兼
ヴァイオリン奏者のトグネッティ。彼は89年からこの団体のリーダー
をつとめ、これら一連の編曲でこの団体の評価を一気に押し上げたと
いわれている。今回レコーディングされた曲目以外にも、バルトーク
やクラムの弦楽四重奏曲まで演奏してしまうというから恐れ入ってし
まう。並の技術でそんなことは出来ないはずだ。ヤナーチェクのあの
入り組んだフレーズは名手揃いの弦楽四重奏団だって一筋縄ではいか
ない。それを一糸乱れず演奏してしまう弦楽アンサンブル!これは大
いに注目していい。

<MUSIC VARS> 9月新譜

VA0142 \1750
オンドレイ・クーカル(b.1964):
交響曲第1番「鐘つき」
弦楽オーケストラのための室内交響曲
ファゴットと弦楽のための協奏曲「ファゴティッシモ」
オンドレイ・クーカル(指)
プラハ放送響、チェコ室内管
ミラン・ムジカール(Fg)チェコ室内管
現代チェコ作曲界の若手中堅世代に属する、この作曲家は伝統的なオーケス
トラの技法をフルに活用したダイナミックな作風。ほの暗い抒情と激しい音
の身振りは時にショスタコーヴィチ、トゥービン、ヴァスクスらを思い出さ
せる。2002年録音


2002年5-7月

<Bergen Digital Studio> 8月新譜
BD 7040 CD \2080
アントニオ・ビバロ(b.1922):
室内協奏曲第2番(ハープシコード、ヴァイオリンと弦楽オーケスト
ラのための)
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(ハープシコード)、
オルヌルフ・ボイエ・ハンセン(ヴァイオリン)、
アリ・ラシライネン(指揮)、
ノルウェー放送管弦楽団
コンチェルト・アレゴリコ(ヴァイオリンと管弦楽のための)
オルヌルフ・ボイエ・ハンセン(ヴァイオリン)、
ヴィクトル・G・ディノフ(指揮)、
サンクト・ペテルブルク国立フィルハーモニック交響楽団
アントニオ・ビバロはイタリア出身のノルウェー作曲家。器楽作品も
多数書いており、このディスクに収録された2曲は代表的な作品。
室内協奏曲第2番は4つの楽章で構成された、20世紀の語法による古典
的組曲。コンチェルト・アレゴリコはファッテイン・ヴァーレンを追
悼して作曲され、無調、対位法の重視、単一楽章という特徴をもつ作
品。

<nosag records> 7月新譜
nosag CD 066 \2080
ブー・エーゲビェル(1965-):
行列歌
キリエ
ヴェルムデーの歌
賛歌
弦楽のための間奏曲
誰かがささやきかけるように
献呈
ホルンのための間奏曲(インストゥルメンタル)
主をたたえて歌う
退出歌
ヴェルムデー教会合唱団
ブー・エーゲビェル(サクソフォン)、ジャズ・グループほか
エーゲビェル作曲の合唱音楽をクラシック・スタイル(弦楽合奏)
による伴奏とジャズ・スタイルによる伴奏で演奏したもの。

<BIS> 7月新譜
BIS 1099 \1980
アンタル・ドラティ作品集
管弦楽のための7つの小品(1961)
フルートと小管弦楽のための「夜の音楽」(1968)
アメリカン・セレナード?弦楽のための(1941)
シャロン・ベザリー(Fl) 
モーシェ・アツモン(指)アールボルイSO
大指揮者ドラティはバルトーク、コダーイ、ヴェイネル門下の作曲家
でもあり、かなりの力作を残しています。ドラティの愛弟子で日本で
もおなじみのアツモンが師匠の作品を指揮、シャロン・ベザリーが協
奏作品のソロを演じているのも魅力。

<NONESUCH> 5月新譜
7559.79682 \1800
ジョルジュ・エネスコ:
弦楽八重奏曲 作品7(レオニード・デシャニコフ編曲)
弦楽五重奏曲ロ短調 作品29(ピアノ、2台のヴァイオリン、ヴィオラ、
チェロのための)
<録音>2000年6月 オーストリア シュヴァルツェンベルク
2001年11月 ドイツ ルートヴィヒスハーフェン
ギドン・クレーメル、
クレメラータ・バルティカ
Dzeraldas Bidva、ola olijona、 Marta Sudraba、Andrius Zlabys

<CLASSICO> 7月新譜
CLASSCD 299 \1680
ニールセン:交響曲全集 Vol4
交響曲第1番ト短調 Op7
交響曲第6番「センプリーチェ」
弦楽のためのアンダンテ・トランクィロとスケルツォ
ダグラス・ボストック(指)ロイヤル・リヴァプール・フィル
新ニールセン全集楽譜に基づくシリーズ。「弦楽のための」は世界初録音で、
北欧的な情感を楽しめます。

<BIS> 6月新譜
BIS 1226 \1980
テレマン:
組曲ト長調「ドン・キホーテ」
協奏的組曲イ長調?Vnと弦楽のための
弦楽のための協奏曲ニ長調
組曲ニ長調?ヴィオラ・ダ・ガンバと弦楽のための
組曲イ短調
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル
BIS初期の名盤ヴィヴァルディの「四季」で知られるドロットニ
ングホルム・バロック・アンサンブル。久々の新録音が登場します。
多くがウプサラ大学図書館に所蔵されていた草稿に基づく蘇演だそ
うです。

<HUNGAROTON>
HCD 31727 \1880
アンドラーシュ・セーレーシ(b.1921):
協奏曲第3番 16弦楽器のための
トリスティア(マロシュ哀歌)16弦楽器のための
パエドルスの寓話 6声の男声合唱のための
ミゼレーレ(詩篇集 L)6声のための
フラグメンツ メッツォ・ソプラノ、フルート&ヴィオラのための
死の風景 ピアノのための
パッサカリア、アハティオ・マーテーの思い出に
チェロ&弦楽四重奏のための
アドリエンヌ・チェンゲリ(S)
イシュトヴァーン・マトゥジュ(Fl) 
ラースロー・バールショニ(Va) 
ペーテル・フランクル(P) 
ミクローシュ・ペレーニ(Vc) 
アウアー四重奏団 
キングズ・シンガーズ 
フェレンツ・リスト室内管、
ぺーテル・ガジュダ(指)
録音:1982~2001年
バルトーク作品番号(SZ.)で知られるセーレーシ(Szollosy)の作品
集。バルトーク以後のハンガリー作曲界で、リゲティ、クルターク世
代の最も年長にあたる人物。

<heanssler>
93 043 \1550
ホルスト:組曲「惑星」
エルガー:弦楽セレナーデ
シュトゥットガルト放響,
サー・ロジャー・ノリントン(指)
(録音2001年6月シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェン
ザール)
冥王星の入った「惑星」なども発売されていますが、こちらはホルス
トの純正作品の「惑星」なので、冥王星とか地球とかは入っていませ
ん。イギリス音楽に、お国ものだけあって大変な愛情をそそぐノリン
トン。彼ならではのユニークでダイナミックな演奏が楽しめます。火
星の迫力、木星のトリオなど切々とした表現が心を打ちます。「惑星」
の決定盤の登場と申せましょう。また、おまけのエルガーも最高で、
弦の美しさが絶品。

<Musikszene Schweiz> 6月新譜
MGB CD6184 \2080
ウルス・ジョセフ・フルーリー:
ヴィネータ
チェロとオーケストラのための協奏曲イ短調
弦楽合奏のためのシンフォニエッタ
ピエール・フルニエ(チェロ)
ウルス・ジョセフ・フルーリー(指揮)
ビーラー交響楽団
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
ウィーン室内管弦楽団
ウルス・ジョセフ・フルーリーは1941年生まれ。父親は後期ロマン派
の作曲家、リチャード・フルーリー。新ロマン派と印象派の伝統を汲
みつつ、独自の音楽言語を開拓した、さまざまなジャンルの曲を書く。
すべてライヴ録音で、フルニエが独奏したチェロ協奏曲は1981年6月に
収録。

<fine NF> 5月新譜
NF60102 国内盤仕様 税込¥4,725(税抜¥4,500)
「In Memory of Hideo Saito」
チャイコフスキー:弦楽セレナード
モーツァルト:3つのディヴェルティメント
K.136、137、138
エクストラ・トラック1(CDのみ収録)
マーラー:アダージェット-沈黙の12秒!
エクストラ・トラック2(SACD5.1サラウンドのみ収録)
SACD5.1サラウンド・バランス・テスト
(世界初、fineNFオリジナル)
長岡京室内アンサンブル
音楽監督:森悠子
発売日:5月23日予定(斎藤秀雄生誕100周年記念日)
日本で一番売れているSACD、長岡京第2弾!普通のCDプレイ
ヤーでもその価値は絶大!!SACDの発売タイトルも充実してき
た昨今、日本で一番売れているSACD「デビュー」(NF60101)
に続き、長岡京室内アンサンブルの第2弾待望の発売です。ハイブ
リッド・マルチchSACDで、すべてのCDプレイヤー&SAC
Dプレイヤーで再生可能です。しかも今回はエクストラ・トラック
として新考案のバランス・テスト・トラック付き(世界初、fineNF
オリジナル)!これからマルチchのハードをご購入の方にはまさ
に必携のディスクとなります。
SACD部分で話題になってはいますが、やはり第1弾が想像以上
の大反響を得たのはなにより中身の「音楽」にこそ要因があると言
わざるを得ません。今回も斎藤秀雄の名前をアルバム・タイトルに
弦セレの録音と、音楽に対する絶対的な自信が窺い知れます。そし
てエクストラ・トラックのマーラー!聴衆の驚愕と感動を演奏終了
後の12秒の沈黙が証明しています。このトラックに限りましてC
D用信号のみの収録です。
斎藤秀雄生誕100周年記念:最晩年、斎藤秀雄に「日本の音楽は
これから変わる。」と言い遺されたリーダー森悠子のもとに世界か
ら集まった若き演奏者たちと、ゆかりのチャイコフスキーとモーツ
ァルトをとおして熱き思いで奏でる賛歌。発売日は斎藤秀雄生誕
100周年記念日2002年5月23日を予定しております。
<harmonia mundi> 3月新譜
HMC 901745 \1980
ヴィヴァルディ:「チェロ協奏曲集第2巻」
チェロ協奏曲イ短調R.420、同変ホ長調R.408、同ニ短調R.407、同イ短調R.
421、ヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための二重協奏曲へ長調「プ
ロテウス」R.544、2挺のチェロ、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏
曲ニ長調R.561
ロエル・ディールティエンス(指、Vc) 
クヒテ・ヴァン・デル・メール(第2Vc) 
クリスティーヌ・ブッシュ(Vn) 
アンサンブル・エクスプロージョンズ
好評だった第1弾(HMC 901655)に続く第2弾。ディールティエンスの演奏は、
ますます冴え渡り、歌心に富んだ明るいヴィヴァルディの音楽は、有名な「四季」
とは一味違った安らぎを与えてくれます。

<NAXOS> 日本語帯付 5月新譜
8.555070 <イギリス弦楽小曲集第4集>
ホープ(1930- ):モーメンタム組曲 
ブリッジ(1879-1941):2つの小品 
カース(1878-1958):2つのスケッチ 
トムリンソン(1924- ):優美な踊り 
ホルスト(1874-1934):ムーア風組曲 
ディーリアス:2つの水彩画 
ルイス(1943- ):イギリス組曲
演奏/デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮 
ノーザン・シンフォニア
イギリスの田園を思わせる作品シリーズの4枚目は、比較的有名な
ブリッジ、ディーリアス、ホルスト作品(原曲は吹奏楽で、弦楽で
の演奏は珍しい)ほか、民謡を思わせる美しいメロディを持つ作品
ばかりです。

8.506011(6枚組) \4000
メンデルスゾーン:<交響曲全集/弦楽のための交響曲集>
交響曲第1番~第5番/弦楽のための交響曲第1番~第13番]
演奏/[交響曲]ラインハルト・ザイフリート指揮 
アイルランド国立交響楽団 RTEフィルハーモニック合唱団 
[弦楽のための交響曲]ニコラス・ウォード指揮 
ノーザン室内管弦楽団

<米VANGUARD CLASSICS>
SVC 142 \1550
「セレナータ」-弦楽のための愛奏曲集
アルビノーニ:5声の協奏曲変ロ長調Op.5?1
ボッケリーニ:メヌエット
パラディス:シチリア舞曲
コレルリ(アルボス編):ソナタ イ短調
ハイドン:セレナード
レスピーギ:「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ヴォーン=ウィリアムズ:「グリーンスリーヴス」幻想曲
ペルゴレージ:コンチェルティーノ ト長調
シベリウス:悲しいワルツ
バーバー:弦楽のアダージョ
アントニオ・ヤニグロ(指)ザグレブ合奏団、
ジュリアス・ベイカー(Fl)
録音:1957年、1962年、ウィーン
ツボを押さえた選曲により弦楽アンサンブルの有名曲がたっぷり
楽しめるアルバムです。ほとんど停止寸前のボッケリーニなど、
古楽器の快速テンポに慣れた耳にはチョッとした衝撃ものですが、
聞き惚れてしまうほどに何ともエレガント。ベイカーを迎えた
「グリーンスリーヴス」幻想曲では、凛々しい歌いまわしが印象
的で、さすがシカゴ響、ニューヨーク・フィルの首席奏者を歴任
したというのも納得の出来栄え。SBM処理により音の立ち上が
りも大幅に向上しています。

SVC 144 \1550
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ集(全6曲)
アントニオ・ヤニグロ(指)ザグレブ合奏団
録音:1956年、1957年
「ソナタ」は、1950年代初期にA.カゼッラによりワシントンD
Cの国会図書館で再発見されるまで、長らく消失されたものと考
えられていたロッシーニの初期の作品。1954年に結成されたザグ
レブ合奏団による演奏は、室内楽的な親密な表現を失うことなく、
陽気で歌謡性に富んだメロディを高らかに歌わせています。ここ
では、ヤニグロ自らも弓をとることで、引き締まったバランスを
獲得しています。

<Antes Edition> 4月新譜
BM CD 31.9166 \2080
リック・ラサール(1951-):
弦楽のための交響曲 op.17
フルート、弦楽とパーカッションのためのコンチェルティーノ op.23
弦楽のための協奏曲 op.53
トランペット協奏曲第1番 op.14
ピエール・クレマー(トランペット)、イルゼ・ウルバネ(フルート)、
ネッティ・グレセナー(パーカッション)、
カルロ・ヤンス(指揮)、リーガ室内管弦楽団

<Thorofon> 4月新譜
CTH 2457 \2080
ハラルト・ゲンツマー(1909-):
トランペット、ピアノと弦楽のための協奏曲
弦楽のための小品
弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ
弦楽オーケストラのためのディヴェルティメント
弦楽のためのソナティナ・プリマ
マルガリータ・ヘェーヘンリーダー(ピアノ)、
グイ・トゥーフロン(トランペット)
イェルク・フェルバー(指揮)、
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
ゲンツマーはベルリン音楽大学でヒンデミットに師事し作曲技法の研鑚を積ん
だ。その後、ドイツ作曲家の中心的存在としてオペラ以外のあらゆるジャンル
を作曲。現代ドイツを代表する作曲家として高い評価を得ている。ちなみに
《トランペット、ピアノと弦楽のための協奏曲》は世界初録音であり、作曲は
なんと90歳の時。

<NAXOS> 日本語帯付 4月新譜
8.555304
プッチーニ(1858-1924):
グローリア・ミサ/交響的前奏曲/菊の花
演奏・歌/ピエール・ジョルジョ・モランディ指揮 
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団 ハンガリー放送合唱団 
カールマーン・シュトラウス合唱指揮 
アントネッロ・パロンビ(テノール) グンナル・ルンドベリ(バリトン)
オペラ作曲家プッチーニの隠れた名作と評されるのが「グローリア・ミサ」。声
楽曲ファンは必聴の曲でしょう。数少ない管弦楽曲と弦楽四重奏曲(弦楽合奏曲)
も、美しいメロディを持った印象的な作品です。

<BIS> 2月新譜
BIS 1256 \1980
ショスタコーヴィチ:
フィンランド主題による組曲~ソプラノ、テノールと小管弦楽のための (1939)
弦楽のための交響曲 Op118a(弦楽四重奏曲第10番のバルシャイによる編曲)
弦楽のための交響曲 Op110b(弦楽四重奏曲第8番のバルシャイによる編曲)
アヌ・コムシ(Sop) トム・ナイマン(Ten) 
ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内O
研究家の間でも未知の作品「フィンランド主題による組曲」の世界初録音が
注目。1939年にレニングラード軍管区の委嘱で作曲され、演奏されたらしい
ものの完全に忘れられた作品。作品表にも載っていません。フィンランド民
謡に基づいているそうですが、地理的にごく近いのと彼はシベリウスを尊敬
していたので興味津々。ショスタコ・ファンは無視できない新譜です。

BIS 1218 \1980
ベートーヴェン:
大フーガ Op133(弦楽合奏版)
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op131(弦楽合奏版)
ペーター・ウンジャン(指)新アムステルダム・シンフォニエッタ
もと東京カルテットの第1ヴァイオリン奏者ウンジャンが指揮を務めているの
に注目。オリジナル版を熟知している名作2篇を、どう交響的に処理している
か興味津々と申せましょう。

<CLAVES> 2月新譜
50- 2107 \1980
ライネッケ:
弦楽オーケストラのためのセレナードト短調Op.242
弦楽オーケストラのための12の交響詩集
「ゼノビア」Op.194から葬送音楽
「目覚めよ、羊飼いよ、目覚めよ」Op.63からパストラル
おとぎ話Op.177?前奏曲
「古い北欧の歌」Op.173
「千夜一夜」Op.154より
夜の静寂Op.75
ノルディック・ロマンスOp.47
「ゼノビア」Op.194から平和行進曲 
ホフマンのおとぎ話「胡桃割り人形とねずみの王様」Op.46からクリスマス・イヴ
「同上」からドロッセルマイヤーの時計の歌
メヌエットOp.47
妖精物語劇「プリンセス・ラッキー・チャイルド」Op.177からバレエ音楽
おもちゃの交響曲Op.239
ミシャ・ラフレフスキー(指)クレムリン室内管
録音:2000年9月モスクワ音楽院大ホール
ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして、また名門ゲヴァントハウス管の指揮者
でもあった楽才ライネッケの作品集。メンデルスゾーンに始まりライプツィヒ
音楽院を中心とした「ライプツィヒ楽派」最後の大物の作風は親しみ易く、ク
レムリン室内管の緻密なアンサンブルが映える作品揃いです。

<Capriccio> 1月新譜
10584 \1800
グスターヴ・ホルスト(1874-1934):
セント・ポール組曲 op.29-2
フーガ風協奏曲 op.40-2
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):
弦楽のための2つの小品――「ヘンリー5世」より
パッサカリア――ファルスタッフの死
間奏曲――彼女の柔らかな唇に触れて旅立とう
フランク・ブリッジ(1879-1941):
横丁のサリー
熟したサクランボ(1916)
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
シンプル・シンフォニー op.4
ヤーノシュ・バリント(フルート)、ラヨス・レンチェス(オーボエ)
ブダペスト・ストリングス

<RBM> 2月新譜
RBM463026 \2080
ヤナーチェク:弦楽のための組曲/弦楽のための牧歌
ピアノ小協奏曲(ピアノと室内アンサンブルのための)
ルドルフ・マイスター(Pf)
マンハイム宮殿室内管弦楽団
指揮: ジリー・マラート
弦楽オーケストラのための作品2曲とピアノ小協奏曲を収録した、ヤナーチェ
ク作品集。


2002年3-4月

<fine NF> 5月新譜
NF60102 国内盤仕様 税込¥4,725(税抜¥4,500)
「In Memory of Hideo Saito」
チャイコフスキー:弦楽セレナード
モーツァルト:3つのディヴェルティメント
K.136、137、138
エクストラ・トラック1(CDのみ収録)
マーラー:アダージェット-沈黙の12秒!
エクストラ・トラック2(SACD5.1サラウンドのみ収録)
SACD5.1サラウンド・バランス・テスト
(世界初、fineNFオリジナル)
長岡京室内アンサンブル
音楽監督:森悠子
発売日:5月23日予定(斎藤秀雄生誕100周年記念日)
日本で一番売れているSACD、長岡京第2弾!普通のCDプレイ
ヤーでもその価値は絶大!!SACDの発売タイトルも充実してき
た昨今、日本で一番売れているSACD「デビュー」(NF60101)
に続き、長岡京室内アンサンブルの第2弾待望の発売です。ハイブ
リッド・マルチchSACDで、すべてのCDプレイヤー&SAC
Dプレイヤーで再生可能です。しかも今回はエクストラ・トラック
として新考案のバランス・テスト・トラック付き(世界初、fineNF
オリジナル)!これからマルチchのハードをご購入の方にはまさ
に必携のディスクとなります。
SACD部分で話題になってはいますが、やはり第1弾が想像以上
の大反響を得たのはなにより中身の「音楽」にこそ要因があると言
わざるを得ません。今回も斎藤秀雄の名前をアルバム・タイトルに
弦セレの録音と、音楽に対する絶対的な自信が窺い知れます。そし
てエクストラ・トラックのマーラー!聴衆の驚愕と感動を演奏終了
後の12秒の沈黙が証明しています。このトラックに限りましてC
D用信号のみの収録です。
斎藤秀雄生誕100周年記念:最晩年、斎藤秀雄に「日本の音楽は
これから変わる。」と言い遺されたリーダー森悠子のもとに世界か
ら集まった若き演奏者たちと、ゆかりのチャイコフスキーとモーツ
ァルトをとおして熱き思いで奏でる賛歌。発売日は斎藤秀雄生誕
100周年記念日2002年5月23日を予定しております。
<harmonia mundi> 3月新譜
HMC 901745 \1980
ヴィヴァルディ:「チェロ協奏曲集第2巻」
チェロ協奏曲イ短調R.420、同変ホ長調R.408、同ニ短調R.407、同イ短調R.
421、ヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための二重協奏曲へ長調「プ
ロテウス」R.544、2挺のチェロ、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏
曲ニ長調R.561
ロエル・ディールティエンス(指、Vc) 
クヒテ・ヴァン・デル・メール(第2Vc) 
クリスティーヌ・ブッシュ(Vn) 
アンサンブル・エクスプロージョンズ
好評だった第1弾(HMC 901655)に続く第2弾。ディールティエンスの演奏は、
ますます冴え渡り、歌心に富んだ明るいヴィヴァルディの音楽は、有名な「四季」
とは一味違った安らぎを与えてくれます。

<NAXOS> 日本語帯付 5月新譜
8.555070 <イギリス弦楽小曲集第4集>
ホープ(1930- ):モーメンタム組曲 
ブリッジ(1879-1941):2つの小品 
カース(1878-1958):2つのスケッチ 
トムリンソン(1924- ):優美な踊り 
ホルスト(1874-1934):ムーア風組曲 
ディーリアス:2つの水彩画 
ルイス(1943- ):イギリス組曲
演奏/デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮 
ノーザン・シンフォニア
イギリスの田園を思わせる作品シリーズの4枚目は、比較的有名な
ブリッジ、ディーリアス、ホルスト作品(原曲は吹奏楽で、弦楽で
の演奏は珍しい)ほか、民謡を思わせる美しいメロディを持つ作品
ばかりです。

8.506011(6枚組) \4000
メンデルスゾーン:<交響曲全集/弦楽のための交響曲集>
交響曲第1番~第5番/弦楽のための交響曲第1番~第13番]
演奏/[交響曲]ラインハルト・ザイフリート指揮 
アイルランド国立交響楽団 RTEフィルハーモニック合唱団 
[弦楽のための交響曲]ニコラス・ウォード指揮 
ノーザン室内管弦楽団

<米VANGUARD CLASSICS>
SVC 142 \1550
「セレナータ」-弦楽のための愛奏曲集
アルビノーニ:5声の協奏曲変ロ長調Op.5?1
ボッケリーニ:メヌエット
パラディス:シチリア舞曲
コレルリ(アルボス編):ソナタ イ短調
ハイドン:セレナード
レスピーギ:「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ヴォーン=ウィリアムズ:「グリーンスリーヴス」幻想曲
ペルゴレージ:コンチェルティーノ ト長調
シベリウス:悲しいワルツ
バーバー:弦楽のアダージョ
アントニオ・ヤニグロ(指)ザグレブ合奏団、
ジュリアス・ベイカー(Fl)
録音:1957年、1962年、ウィーン
ツボを押さえた選曲により弦楽アンサンブルの有名曲がたっぷり
楽しめるアルバムです。ほとんど停止寸前のボッケリーニなど、
古楽器の快速テンポに慣れた耳にはチョッとした衝撃ものですが、
聞き惚れてしまうほどに何ともエレガント。ベイカーを迎えた
「グリーンスリーヴス」幻想曲では、凛々しい歌いまわしが印象
的で、さすがシカゴ響、ニューヨーク・フィルの首席奏者を歴任
したというのも納得の出来栄え。SBM処理により音の立ち上が
りも大幅に向上しています。

SVC 144 \1550
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ集(全6曲)
アントニオ・ヤニグロ(指)ザグレブ合奏団
録音:1956年、1957年
「ソナタ」は、1950年代初期にA.カゼッラによりワシントンD
Cの国会図書館で再発見されるまで、長らく消失されたものと考
えられていたロッシーニの初期の作品。1954年に結成されたザグ
レブ合奏団による演奏は、室内楽的な親密な表現を失うことなく、
陽気で歌謡性に富んだメロディを高らかに歌わせています。ここ
では、ヤニグロ自らも弓をとることで、引き締まったバランスを
獲得しています。

<Antes Edition> 4月新譜
BM CD 31.9166 \2080
リック・ラサール(1951-):
弦楽のための交響曲 op.17
フルート、弦楽とパーカッションのためのコンチェルティーノ op.23
弦楽のための協奏曲 op.53
トランペット協奏曲第1番 op.14
ピエール・クレマー(トランペット)、イルゼ・ウルバネ(フルート)、
ネッティ・グレセナー(パーカッション)、
カルロ・ヤンス(指揮)、リーガ室内管弦楽団

<Thorofon> 4月新譜
CTH 2457 \2080
ハラルト・ゲンツマー(1909-):
トランペット、ピアノと弦楽のための協奏曲
弦楽のための小品
弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ
弦楽オーケストラのためのディヴェルティメント
弦楽のためのソナティナ・プリマ
マルガリータ・ヘェーヘンリーダー(ピアノ)、
グイ・トゥーフロン(トランペット)
イェルク・フェルバー(指揮)、
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
ゲンツマーはベルリン音楽大学でヒンデミットに師事し作曲技法の研鑚を積ん
だ。その後、ドイツ作曲家の中心的存在としてオペラ以外のあらゆるジャンル
を作曲。現代ドイツを代表する作曲家として高い評価を得ている。ちなみに
《トランペット、ピアノと弦楽のための協奏曲》は世界初録音であり、作曲は
なんと90歳の時。

<NAXOS> 日本語帯付 4月新譜
8.555304
プッチーニ(1858-1924):
グローリア・ミサ/交響的前奏曲/菊の花
演奏・歌/ピエール・ジョルジョ・モランディ指揮 
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団 ハンガリー放送合唱団 
カールマーン・シュトラウス合唱指揮 
アントネッロ・パロンビ(テノール) グンナル・ルンドベリ(バリトン)
オペラ作曲家プッチーニの隠れた名作と評されるのが「グローリア・ミサ」。声
楽曲ファンは必聴の曲でしょう。数少ない管弦楽曲と弦楽四重奏曲(弦楽合奏曲)
も、美しいメロディを持った印象的な作品です。


2002年1-2月

<BIS> 2月新譜
BIS 1256 \1980
ショスタコーヴィチ:
フィンランド主題による組曲~ソプラノ、テノールと小管弦楽のための (1939)
弦楽のための交響曲 Op118a(弦楽四重奏曲第10番のバルシャイによる編曲)
弦楽のための交響曲 Op110b(弦楽四重奏曲第8番のバルシャイによる編曲)
アヌ・コムシ(Sop) トム・ナイマン(Ten) 
ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内O
研究家の間でも未知の作品「フィンランド主題による組曲」の世界初録音が
注目。1939年にレニングラード軍管区の委嘱で作曲され、演奏されたらしい
ものの完全に忘れられた作品。作品表にも載っていません。フィンランド民
謡に基づいているそうですが、地理的にごく近いのと彼はシベリウスを尊敬
していたので興味津々。ショスタコ・ファンは無視できない新譜です。

BIS 1218 \1980
ベートーヴェン:
大フーガ Op133(弦楽合奏版)
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op131(弦楽合奏版)
ペーター・ウンジャン(指)新アムステルダム・シンフォニエッタ
もと東京カルテットの第1ヴァイオリン奏者ウンジャンが指揮を務めているの
に注目。オリジナル版を熟知している名作2篇を、どう交響的に処理している
か興味津々と申せましょう。

<CLAVES> 2月新譜
50- 2107 \1980
ライネッケ:
弦楽オーケストラのためのセレナードト短調Op.242
弦楽オーケストラのための12の交響詩集
「ゼノビア」Op.194から葬送音楽
「目覚めよ、羊飼いよ、目覚めよ」Op.63からパストラル
おとぎ話Op.177?前奏曲
「古い北欧の歌」Op.173
「千夜一夜」Op.154より
夜の静寂Op.75
ノルディック・ロマンスOp.47
「ゼノビア」Op.194から平和行進曲 
ホフマンのおとぎ話「胡桃割り人形とねずみの王様」Op.46からクリスマス・イヴ
「同上」からドロッセルマイヤーの時計の歌
メヌエットOp.47
妖精物語劇「プリンセス・ラッキー・チャイルド」Op.177からバレエ音楽
おもちゃの交響曲Op.239
ミシャ・ラフレフスキー(指)クレムリン室内管
録音:2000年9月モスクワ音楽院大ホール
ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして、また名門ゲヴァントハウス管の指揮者
でもあった楽才ライネッケの作品集。メンデルスゾーンに始まりライプツィヒ
音楽院を中心とした「ライプツィヒ楽派」最後の大物の作風は親しみ易く、ク
レムリン室内管の緻密なアンサンブルが映える作品揃いです。

<Capriccio> 1月新譜
10584 \1800
グスターヴ・ホルスト(1874-1934):
セント・ポール組曲 op.29-2
フーガ風協奏曲 op.40-2
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):
弦楽のための2つの小品――「ヘンリー5世」より
パッサカリア――ファルスタッフの死
間奏曲――彼女の柔らかな唇に触れて旅立とう
フランク・ブリッジ(1879-1941):
横丁のサリー
熟したサクランボ(1916)
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
シンプル・シンフォニー op.4
ヤーノシュ・バリント(フルート)、ラヨス・レンチェス(オーボエ)
ブダペスト・ストリングス

<RBM> 2月新譜
RBM463026 \2080
ヤナーチェク:弦楽のための組曲/弦楽のための牧歌
ピアノ小協奏曲(ピアノと室内アンサンブルのための)
ルドルフ・マイスター(Pf)
マンハイム宮殿室内管弦楽団
指揮: ジリー・マラート
弦楽オーケストラのための作品2曲とピアノ小協奏曲を収録した、ヤナーチェ
ク作品集。


2001年10-12月

<NAXOS> 日本語帯有り2月新譜

8.559044
バーバー(1910-1981):
ヴァイオリン協奏曲/バレエ音楽「スーヴェニール」/弦楽のためのセレナー
ド/シェリーによる一場面のための音楽
演奏/マリン・オールソップ指揮 
ロイヤル・スコッティシュ管弦楽団 ジェームズ・バスウェル(ヴァイオリン)
米英で人気の高い女性指揮者による、管弦楽作品シリーズ第3弾。スーパー・
ロマンティックなヴァイオリン協奏曲を中心に、特有のアメリカン・ノスタル
ジーを味わえる作品を並べました。

<MARCO PolO> 2月新譜

8.225186 \2000
ブラガ・サントス(1924-1988):弦楽のための協奏曲/弦楽のためのシンフォ
ニエッタ/弦楽とハープのための協奏的変奏曲/ヴァイオリン、チェロ、弦楽
とハープのための協奏曲
演奏/アルヴァロ・カッスート指揮 
ノーザン・シンフォニア 
ブラッドレイ・クレズウィック(ヴァイオリン) 
アレクサンドル・ソモフ(チェロ) スー・ブレア(ハープ)
マルコポーロで注目を浴びたポルトガルの作曲家による弦楽作品集。バルトー
ク風の民族性・近代性をあわせ持った作風で、どの曲も瞑想的で印象的な旋律
を持っているのが特徴です。

●DECCA LEGENDS シリーズ

4702622
ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 作品22
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 作品48
グリーグ:ホルベルク組曲 作品40
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
指揮: サー・ネヴィル・マリナー
録音: 1968年4月、1970年5月

<Koch Schawnn> 1月新譜
●Musica Mundiシリーズ
3-6747-2
エデン・パルトス(1907-1977):
弦楽器のための協奏曲
アレグロ
イェヘズケル・ブラウン(1922- ):...et laetitia cordis
ノーム・シェリフ (1935- ):弦楽のための祈り
セオドア・ホルドハイム(1923-):弦楽のためのシャコンヌ
シャロム・ロンリー=リクリス(指揮)、
イスラエル・キブツ室内管弦楽団
1987年の録音。

3-6755-2
ヨハン・シュターミツ(1717-1757):
ヴィオラと弦楽オーケストラのための協奏曲 ト長調
アントン・シュターミツ(1750-1809?):ヴィオラ協奏曲変ロ長調
ヨハネス・マティアス・シュペルガー(1750-1812):
ヴィオラ協奏曲ニ長調
ヴィドール・ナジ(ヴィオラ)、プファルツ選帝候室内管弦楽団、
イルジー・マラート(指揮)
1998年の録音。ヴィドール・ナジは1942年ハンガリー生まれ。シュトゥットガ
ルトのヴェルテンベルク室内管弦楽団の首席ヴィオラ奏者で、ソロイストとし
ての評価も高い人。

<ARTE NOVA>
ヴィヴァルディ/協奏曲集Op3「調和の霊感」(全曲)
ミハイル・ガントヴァルク(指揮) サンクト・ペテルブルク・ソロイスツ
以前発売されていた、74321-27772-2 と 74321-30485-2 をあわせて2枚組の
セットとなりました。最近では、ヴィヴァルディの作品(四季以外)をモダン楽
器で演奏しようという楽団が少なくなってしまった。古楽器だと爽やかなピノ
ックやホグウッド、少し過激な?ビオンディ盤なんていうのがありますが、モ
ダン楽器で聞くと、なんとなく安心するですかね?さらにロシア軍団(サンクト
・ペテルブルク・ソロイスツは、R=コルサコフ音楽院出身の弦楽器奏者による
楽団)ですから。なお、この発売をもちまして、以前のバラで発売されていた
2タイトルは、生産中止となります。
74321-90456-2 2枚組 \1380 ※12月末入荷予定

<Chandos> 12月新譜
CHAN 9960 \2200
吉松 隆:
交響曲第4番 op.82(2000)(世界初録音)
トロンボーン協奏曲「オリオン・マシーン」 op.55
アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番 op.70b(1997/2000)
(弦楽合奏版 世界初録音)
イアン・バウスフィールド(トロンボーン)
藤岡幸夫(指揮)、BBCフィルハーモニック
Chandosレーベルのコンポーザー・イン・レジデンスとして、精力的に作品を発
表し続ける吉松隆の新作交響曲!疾風怒濤、荒れ狂うアレグロ&フォルテで聴く
ものを震撼させた第3番から約2年。当初、第4番は「暗く重いアダージョ」で
支配される交響曲として構想されていたという。それが全体で30分の、パスト
ラル風の小交響曲に変化した理由は、作曲者吉松自身の弁によれば「ミレニア
ムの区切りに降臨した奇妙なミューズ(楽想の女神)の微笑みのせい」という
ことだ。たしかに明るい華やいだ作品だが、同時に「遅れてきたプログレッシ
ヴ・ロックンローラー」吉松隆の素顔が見え隠れする。
銀河の戦士オリオンを描いたトロンボーン協奏曲「オリオン・マシーン」。ピ
アノ、ハープ、パーカッションがサブ・ソロイストとして加わるこの協奏曲、
名作「サイバーバード」に匹敵する規模と内容を持つ。
今回の話題は、なんといってもウィーン・フィルハーモニックの首席奏者、イ
アン・バウスフィールドの参加。この人、イギリス人である。それも、つい昨
年まで、ロンドン交響楽団の首席をつとめていた人!
純血主義だったウィーン・フィルも最近は外国人奏者が増えてきている。しか
し、ウィーンならではの奏法の問題があるのだろう、外国人であっても採用さ
れるのはやはりウィーンで学んだことのある人がほとんどだったようだ。別の
国、しかもドイツ=オーストリア圏外の一流オーケストラの首席奏者がシフト
するのは前代未聞で、世界中のプロ・トロンボーン奏者の間で時の人、話題の
中心となった。
「オリオン・マシーン」の第4楽章後半のカデンツァは完全に奏者のアドリヴ
に任される。バウスフィールドの超絶無比のテクニックはここだけ聴いてもよ
くわかる。難物「ボレロ」の例のソロを鼻歌のように1オクターヴ上(!!!)
で吹いてのける。聴き手は誰しものけぞること必至。
バウスフィールドは先日のラトル&ウィーン・フィルの日本ツアーにも同行し
ていた。10月19日には、東京でソロ・リサイタルも開かれているだけに、この
リリースはタイムリーなものになること間違いなし。
そしてアトム・ハーツ・クラブ組曲。この作品、もともとモルゴーア弦楽四重
奏団のために書かれた。「70年代プログレッシヴ風に」という注文で書かれた
というだけあって、吉松の真骨頂がここに表れていると感じる向きも多いこと
だろう。
吉松自身の弁によれば、この曲の正式名称は「ドクター・タルカスズ・アトム
・ハーツ・クラブ組曲」――わかる人にはわかる?
「ビートルズの《サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バ
ンド(Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band)》に、70年代プログレッシヴ
・ロックの名作であるエマーソン・レイク&パーマーの《タルカス(Tarkus)》
とピンクフロイドの《原子心母(Atom Heart Mother)》そしてイエスの《こわ
れもの(Fragile)》を加え、それをさらに手塚治虫の《鉄腕アトム(Mighty
Atom)》の十万馬力でシェイクした」曲なのだそうだ。
なんで「鉄腕アトム」まで出てくるのだろうか?
実は吉松さん、アトム・ファン。
鉄腕アトムの誕生日――2003年4月7日に向けてカウント・ダウンに怠りないん
だそうです。

<ALTUS> 11月新譜

ALT 020 初出ステレオ \2350
芥川也寸志:弦楽のためのトリプティークよりプレスト
ストラビンスキー:「ペトルーシュカ」よりロシア舞曲
マーラー:交響曲第3番よりメヌエット
プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」よりスケルツォ,行進曲
ワーグナー:「ローエングリン」第3幕への前奏曲
ドビュッシー:「夜想曲」より祭り
ドビュッシー:「牧神の午後への前奏曲」
ラヴェル:「ラ・ヴァルス」
キリル・コンドラシン(指)モスクワ・フィル
録音:1967年4月東京文化会館ライヴ
日本公演のアンコールを集めたハイボルテージ小品集。指揮者、オケとも出
来上がった後の演奏だけにどの曲も逸品の大演奏、おもしろいアルバムです。
音質も3タイトル中最も優れています。

<BRIDGE> 11月新譜
BCD 9108(2CD) \4400
「マールボロ音楽祭50周年記念アルバム」
ベートーヴェン:4手ピアノのための行進曲op45,
セシル・リカド(P) ミエチスラフ・ホルショフスキ(P)
ヴェルディ:弦楽四重奏曲,
ピーナ・カルミレッリ(Vn) アンドレ・グラナ(Vn) 
マーサ・ストロンギン(Vn) ロナルド・レオナルド(Vc)
シューベルト:岩の上の牧人,
ベニタ・ヴァレント(S) ハロルド・ライト(Cl) ルドルフ・ゼルキン(P)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲op13,
リザ=ベス・ランバート(Vn) ヒロコ・ヤジマ(Vn) 
アンマリー・ムーアクロフト(Va) ソフィー・シャオ(Vc)
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント,
シャンドール・ヴェーグ(指)マールボロ音楽祭弦楽合奏団
クルターグ:木管五重奏曲Op.2,
ターニャ・デュセヴィック(Fl) ルドルフ・ヴルブスキ(Ob) 
マイケル・ラジネク(Cl) マーク・ゴールドベルク(Fg) 
サラ・デュッシング(Hr)
同:ミハイ・アンドラーシュへのオマージュ,
ロバート・ウォーターズ(Vn) キャスリン・セペス(Vn) 
ヤッシャ・トロイ(Va) ジークフリート・パルム(Vc)
リゲティ:弦楽四重奏曲第1番
ソーヴィン・キム(Vn) キャスリン・チョ(Vn) 
カーステン・ジョンソン(Va) ジークフリート・パルム(Vc)
録音:1979年7月 1969年8月 1969年7月 1995年8月 1974年7月 
1997年8月 1996年8月
アメリカはバーモント州のマールボロという田舎で音楽祭が始まったのが1951
年。カザルスやゼルキンといった超一流の音楽家たちが若手を指導、彼らと共
演することで音楽祭は着実に成果を上げていきました。そして2001年,なんと
50周年を迎えたのです。この記念CDには、1969年から97年までの多彩なコンサ
ートの様子が収められています。特にホルショフスキの参加したベートーヴェ
ン、ヴェーグの指揮のバルトークあたり、聞き逃せません!

<HUNGAROTON> 11月新譜

HCD 31987 \2100
エンドレ・セルヴァーンスキ(1911-1977):作品集
弦楽セレナード(1947)
フルート協奏曲(1952/53)
管弦楽のための変奏曲(1964/65)
クラリネット協奏曲(1965)
ゾルターン・イェネイ(Fl) べーラ・コヴァーチュ(Cl) 
ハンガリー室内管、 ブダペスト響、 
ジュラ・ボルべーイ、 アダーム・メドヴェツキ(指)
リスト音楽院在学中にはクラリネットを学び、一時期はオケでも奏者を務めて
いたセルヴァーンスキの作品集。

HCD 32064 \2100
カミッロー・レンドヴァイ(b.1928):作品集
オーケストラのための4つの祈り
室内協奏曲
弦楽オーケストラのためのエクスプレッションズ
静寂の調和
情景
カンタータ「ヨゼフとその兄弟たち」(テキスト:トーマス・マン)
ヴェロニカ・キンチェシュ(S) ラースロー・ポルガール(Bs) 
ブダペスト響、 ブダペスト室内アンサンブル、 
フランツ・リスト室内管、 サヴァリア響、 ジェルジ・レヘル、 
アンドラーシュ・ミハーイ、 フリジェシュ・シャーンドル、 
ヤーノシュ・ペトロー(指)

<NAXOS> 11月新譜

8.555270
■ルトスワフスキ(1913-1994):<管弦楽曲集第7集>
3つのポストリュード「人びとに平和を」/13独奏弦楽器のための前奏曲とフ
ーガ/小序曲/ルイスヴィルのためのファンファーレ/CUBEのためのファンフ
ァーレ/G.S.M.D.のための前奏曲/ランカスター大学のためのファンファーレ
●演奏/アントニ・ヴィト指揮 ポーランド国立放送交響楽団
シリーズ7枚目は、60年代初頭に書かれた「3つのポストリュード」、70年代
初頭に書かれた「前奏曲とフーガ」、80年代に書かれた他の小曲と、時代と作
風の変遷を追える一枚です。3曲のファンファーレは小品ながら聴きごたえ十
分。

<Chandos> 11月新譜

CHAN 0668 \2200
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲 vol. 2
弦楽のための協奏曲ハ短調 RV.120
弦楽のための協奏曲ヘ短調 RV.143
弦楽のための協奏曲ニ長調 RV.124
弦楽のための協奏曲ト短調 RV.153
弦楽のための協奏曲ニ短調 RV.128
弦楽のための協奏曲ロ短調 RV.168
弦楽のための協奏曲ハ長調 RV.109
弦楽のための協奏曲ハ長調 RV.112
弦楽のための協奏曲ハ長調 RV.117
弦楽のための協奏曲ト短調 RV.152
弦楽のための協奏曲変ロ長調 RV.162
弦楽のための協奏曲変ロ長調「コンカ(ほら貝)(Conca)」RV.163
サイモン・スタンテイジ(ヴァイオリン、指揮)、コレギウム・ムジクム90
スタンテイジ&コレギウム・ムジクム90によるヴィヴァルディ協奏曲集第2集。
前作はCHAN 0647。

<TELOS>
TLS 013
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、
           弦楽のための交響曲第9番
クリスチャン・ルードヴィヒ(Vn)、
フロヴァイン指揮 ケルン・シンフォニエッタ

<ARTS> 11月新譜
47634-2 \1400
ロッシーニ:ファゴット協奏曲、
クラリネットと管弦楽のための変奏曲、
クラリネットと管弦楽のための序奏、主題と変奏
オーボエと管弦楽のための変奏曲
チェロと弦楽のための「ウネ・ラルメUne Larme」
※ファゴット協奏曲はロッシーニ最後の管弦楽作品で近年
発見せれた。世界初録音。
アッツォリーニ(fg)
グッツァンティ(cl)
ヤーノシュ(ob)
ウェン=シン・ヤン(Vc)、
ゲオルゲ・エッガー指揮
ボルツァーノ弦楽アカデミー

<NAXOS> 11月新譜

8.555069
■<イギリス弦楽小曲集第3集>
マルテッリ:からかい 
フィンジ:プレリュード/ロマンス 
ホルスト:ブルック・グリーン組曲 
ブレザード:デュエット 
ハード:シンフォニア・コンチェルタンテ 
ウッド:18世紀のスケルツォ 
モントゴメリー:コンチェルティーノ
●演奏/デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮 
ロイヤル・バレエ・シンフォニア(バーミンガム)
ロバート・ギブス(ヴァイオリン)
シリーズ第3弾は、「惑星」でおなじみのホルストや今年生誕100年を迎えた
フィンジをはじめ、マイナー・コンポーザーたちの美しい弦楽作品を収録。イ
ギリスの田園風景を描いた絵画を見ながら、紅茶とともに味わいたい一枚です。

<NONESUCH>
2.79633 \2000
2001年、クレーメルによって新たなモーツァルト伝説が始まる。 6月の日本ツ
アーでも、圧倒的な個性と斬新な演奏で聴衆を圧倒したギドン・クレーメル
/クレメラータ・バルティカ。今、巷で大評判の《トレーシング・アストル》
(品番:2.79601)に続く新譜《アフター・モーツァルト》が、早くも登場!
収録内容はクレーメルらしく、モーツァルトの超名曲と、モーツァルトの父レ
オポルド・モーツァルトの作品、そしてラスカトフやシルヴェストロフ、シュ
ニトケによる、モーツァルトをベースにしたユニークな作品とを同時収録する、
という斬新なもの。当然ながら演奏は、切れ味抜群の爽快そのもの!一度聴く
と病みつきになることうけあいです。必聴!
ラスカトフ:W.A.M.の人生からの5分間~バイオリンと弦楽のための
モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ ニ長調 K.239
シルヴェストロフ:メッセンジャー-1996
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
シュニトケ:モツ-アルト・ア・ラ・ハイドン
レオポルト・モーツァルト:おもちゃの交響曲
ギドン・クレーメル、クレメラータ・バルティカ

<NAXOS> 10月新譜
8.559060
■アンタイル(1900-1959):
バレエ・メカニック(1953年改訂版)/弦楽オーケストラのためのセレナード
第1番/5つの器楽のための交響曲/室内管弦楽のためのコンサート
●演奏/ダニエル・スポールディング指揮 フ
ィラデルフィア・ヴィルトゥオーソ室内管弦楽団
大胆な音楽を発表し「悪童」と呼ばれた実験作曲家アンタイル。4台のピアノ
と多くの打楽器を使った代表作「バレエ・メカニック」、ストラヴィンスキー
を思わせる「セレナード第1番」「コンサート」などを収録しました。

●Delos SACD:マルチ・チャンネルのスーパー・オーディオCD
DS3259 \3500
ショスタコーヴィチ:室内交響曲Op.110a
(弦楽四重奏曲第8番よりバルシャイ編)
シュニトケ:ピアノと弦楽のための協奏曲
コンスタンチン・オルベリアン(ピアノと指揮)
モスクワ室内管弦楽団

<IPPNW> 9月新譜

IPPNW 1 \2000
マーラー:交響曲第5番~アダージェット
モーツァルト:「イドメネオ」~イリアのアリア“父よ兄よ、さようなら”
同:コンサートアリア「とどまって、いとしい人」K528
ドビュッシー:神聖な踊りと世俗の踊り
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
マルティン・フィッシャー=ディースカウ(指)新ベルリン室内管弦楽団
バーバラ・ヘンドリクス(S),マリア・グラーフ(ハープ)
録音:1992年2月29日
バーバラ・ヘンドリクスのモーツァルト2曲が注目!

IPPNW 5 \2000
ドヴォルザーク:交響曲第8番,
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第7番
マルティン・フィッシャー=ディースカウ(指)
チェコ・フィルハーモニーのメンバー&新ベルリン室内管弦楽団,
クロール・アンサンブル・ベルリン
録音:1992年9月8日,1993年1月17日
指揮者のマルティン・フィッシャー=ディースカウは偉大なディートリヒの次
男坊として1954年(F=Dがバイロイトにデビューした年)に生まれました。知
的でさっぱりした親父殿の顔に比べ、暑っ苦しいほどに野性味のあるコイ風貌
で、ドイツを中心に活躍しています。

<NAXOS> 日本語帯付8月新譜
8.556692
■ルトスワフスキ(1913-1994):<ザ・ベスト・オブ・ルトスワフスキ>
交響的変奏曲/弦楽のための序曲/小組曲~歌/管弦楽のための協奏曲~第1
&2曲目/葬送曲~エピローグ/ベネチアの遊び~パート3&4/チェロ協奏
曲~カンティレーナ&フィナーレ/パガニーニの主題による変奏曲
/チェーン2~Ad libitum/ピアノ協奏曲 ~ 第4楽章
●演奏/アントニ・ヴィト指揮 ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団、
アンジェイ・バウア(チェロ)、ベルント・グレムザー(ピアノ)、
クシシトフ・バコフスキー(ヴァイオリン)、
ピョートル・パレチニー(ピアノ)
ポーランドの作曲家ルトスワフスキの既発売ディスクから聴きどころを選び、
入門編とも言える一枚のディスクにしました。作風を知る手がかりに、そして
ナクソス盤の演奏を知る手がかりになります。

<CASCAVELLE> 旧譜のご案内
VEL 1061 
メンデルスゾーン:
八重奏曲 
弦楽のための交響曲第10番 
同第12番
T.フューリ(Vn&指)カメラータ・ベルン

<Capriccio> 7月新譜
51057(2CDs)
CD-1
ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868):弦楽のためのソナタ集
ソナタ第1番ト長調
ソナタ第2番イ長調
ソナタ第3番ハ長調
ソナタ第4番変ロ長調
CD-2
ソナタ第5番変ホ長調
ソナタ第6番ニ長調「テンペスト」
セレナータ変ホ長調
ミヒャエル・エルクセルベン(ヴァイオリン、ディレクター)、
ニュー・ベルリン室内管弦楽団
録音は1991年。このロッシーニ若書きのソナタ集は競合盤も多いが、このCD
の演奏は弦楽合奏の際だった美しさが売り

<cpo> 8月新譜
999517-2 \2000
■ヴィラ=ロボス(1887-1959):交響曲第6番/同第8番/弦楽のための組曲
●演奏/カール・セント=クレア指揮 SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
国内外のメディアで好評を得ている交響曲全集の最新盤は、第5番の24年後に
書かれた第6番、そして1950年作曲の第8番、他を収録。作風に大きな変革が
訪れ12音技法まで使った第6番は、作曲者にとって異端の作品。古典的なスタ
イルを持つ第8番も秀作です。

<ULTIMAアルティマ・シリーズ>
8573.88049 ERATO
ヴィヴァルディ:
弦楽と通奏低音のための協奏曲(シンフォニア)ホ短調RV.134/弦楽と通奏
低音のための協奏曲ハ長調RV.114/同 ハ短調RV.118/同 ハ短調RV.120/同
ニ長調RV.124/同 ニ短調RV.128/同 ホ短調RV.133/同 ヘ長調RV.140/同
ヘ短調RV.143/同 ト長調<田園風>RV.151/同 ト短調RV.152/同 イ長調
RV.158/同 変ロ長調<コンカ>RV.163/同 変ロ長調RV.167/弦楽と通奏低
音のためのシンフォニア 第2番 ハ長調RV.116/同 第8番 ト長調RV.146/
同 第13番 ホ長調RV.132/同 第17番 ヘ長調RV.137/同 第22番 ロ短調RV.168
クラウディオ・シモーネ指揮 イ・ソリスティ・ヴェネティ

<black box> iCLASSICS
BBM 3004 \1550
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
フィレンツェの思い出 op. 70
弦楽セレナーデ op. 48
フィオヌアラ・ハント(指揮)、アイルランド室内管弦楽団

<EMI> 7月新譜
CDC-5571592 \2200
パッパーノ/プッチーニ:グローリア・ミサ、交響的前奏曲、菊の花
ロベルト・アラーニャ(テナー)、トマス・ハンプソン(バス)
ロンドン交響楽団、合唱団、 アントニオ・パッパーノ指揮
現代のオペラ界の三人のスターによる、プッチーニの声楽作品。イタリアの
教会音楽家の系譜出身の証明ともいうべきプッチーニ初期(1880年)22歳の
作品がグローリア・ミサ。当時彼はミラノ音楽院でバッツィーニとポンキエ
ッリの弟子でした。また交響楽を志向していた1876年の交響的前奏曲と「マ
ノン・レスコー」と同時期に作曲した(1890年)「菊の花」(今録音は弦楽
オケ版)というプッチーニの秘曲ともいうべき作品も収録しています。

<black box>
BBM 1003 \2200
アーサー・ダフ:ミーズの牧歌
ジョン・F・ラーチェット:マック・アナティーの糸車
ジョン・F・ラーチェット:オシアンの葬送歌
トマス・C・ケリー:バロック様式による「オカロラン組曲」
ジョーン・トリンブル:弦楽のための組曲
アーサー・ダフ:弦楽のためのアイルランド組曲
アロイス・フライシュマン:エリザベス・マクダーモット・ロー
トマス・C・ケリー:弦楽のための3つの小品
フィオヌアラ・ハント(指揮)、アイルランド室内管弦楽団

<DELOS> 6月新譜
DE3263 \2200
フランク・ブリッジ:
室内協奏曲
弦楽オーケストラのための4つの小品/3つの牧歌
キャロル・ローゼンバーガー(ピアノ)
モスクワ室内管弦楽団/指揮:コンスタンティン・オルベリアン
ブリテンにも影響を与えたイギリスの印象主義的作曲家ブリッジの作品集。

★GZ PUBLISHINGカタログ(チェコ)
0022-2 131
モーツァルト:ディヴェルティメントK.136、137、238、
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ボリス・モノツォン指揮プラジャル室内管

0030-2 131
ドヴォルザーク、チャイコフスキー:弦楽セレナード
ボリス・モノツォン指揮プラガール室内管

0036-2 131
ヨゼフ・ミスリヴェチェク:ディヴェルティメント、
カレル・シュターミッツ:オーケストラ四重奏曲、
マルティヌー:セレナード第2番、
ヤナーチェク:弦楽のための組曲
ドヴォルザーク:夜想曲
ヒネク・ファルカーチ指揮ボヘミア・インディペンデント室内管

0040-2 131
ドヴォルザーク:小品作品75、ワルツニ長調、ユモレスク、
グリーグ:ホルベルク組曲よりサラバンド、
チャイコフスキー:弦楽セレナードよりワルツ、
バッハ:G線上のアリア、
ベートーヴェン:メヌエット、
バーバー:アダージョ、他
ヒネク・ファルカーチ指揮ボヘミア・インディペンデント室内管

0063-2 111
ドヴォルザーク、スーク:弦楽セレナード、
マルティヌー:セレナード
ボーダン・ヴァルヒャル指揮スロヴァキア室内管

<Relief> 6月新譜
CR 991064 \2200
コロンタイ:ヴィオラ協奏曲,
ボリス・チャイコフスキー:弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ,
主題と8つの変奏
ユーリ・バシュメット(Vn),
ウラディミール・フェドセーエフ(指)モスクワ放送交響楽団
録音:1986年
ミハイル・コロンタイは1952年生まれの作曲家。

<NOVALIS> 6月新譜
NOV150 708 (2CD)
メンデルスゾーン:
交響曲第4番「イタリア」 
「真夏の夜の夢」より5曲 
交響曲第3番「スコットランド」 
弦楽のための交響曲第9番「スイス」
L.ハーガー(指)イギリス室内管

NOV150 725 (2CD)
「弦楽セレナード集」~ドヴォルザーク、J.スーク、エルガー、フックス 
ドヴォルザーク:弦楽六重奏曲Op.48
T.フューリ(指)カメラータ・ベルン

<Opus 蔵> 6月新譜
OPK 2013
チャイコフスキー:交響曲第4番
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
録音:1929年 1938年

<Ondine> 6月新譜
ODE 974 DDD \2200
オリ・ムストネン作品集
三重協奏曲 (1998) 3本のヴァイオリンと管弦楽のための
弦楽九重奏曲第1番 (1995)
小組曲 (1996) チェロと弦楽のための
睡蓮の上で踊る蛙 (2000) チェロと弦楽のための
弦楽九重奏曲第2番 (2000)
ペッカ・クーシスト、ヤーッコ・クーシスト、
エリザベート・バティアシヴィリ(Vn)、マルッティ・ラウシ(Vc)
オリ・ムストネン(指)タピオラ・シンフォニエッタ
奇才ピアニストとしての評価が高いムストネンが、作曲家・指揮者として登場
します。1967年生まれなので、さぞや前衛的な音楽だろうと想像してしまいま
すが、全く逆。擬バロック風もしくは擬古典風で、現代的要素はカケラもあり
ません。メロディも美しく、BGMとしても最適。やはり只者ではありませぬ。

ODE 983 DDD 2CD \2900
ラウタヴァーラ:弦楽オーケトラのための作品全集
田舎楽師たち Op1 (1952)
ディヴェルティメント (1953)
組曲 (1952)
フランツ・リスト讃歌 (1989)
バルトークのための墓碑銘 (1955/86)
ゾルターン・コダーイ讃歌 (1982)
カント1 (1960)
カント2 (1961)
カント3 (1972)
カント4 (1992)
ハープと弦楽のためのバラード (1973/81)
フィンランド神話 (1977)
オストロボスニアのポルスカ (1980/93)
レイヤ・ビステル (Hp)、ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内管
日本にも熱烈なファンを持つラウタヴァーラ。彼の弦楽オケ作品を集めたコン
ピレーション盤。典型的な「癒し系」音楽で、非常に心穏やかになれます。


2001年6-9月

<NAXOS> 11月新譜

8.555069
■<イギリス弦楽小曲集第3集>
マルテッリ:からかい 
フィンジ:プレリュード/ロマンス 
ホルスト:ブルック・グリーン組曲 
ブレザード:デュエット 
ハード:シンフォニア・コンチェルタンテ 
ウッド:18世紀のスケルツォ 
モントゴメリー:コンチェルティーノ
●演奏/デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮 
ロイヤル・バレエ・シンフォニア(バーミンガム)
ロバート・ギブス(ヴァイオリン)
シリーズ第3弾は、「惑星」でおなじみのホルストや今年生誕100年を迎えた
フィンジをはじめ、マイナー・コンポーザーたちの美しい弦楽作品を収録。イ
ギリスの田園風景を描いた絵画を見ながら、紅茶とともに味わいたい一枚です。

<NONESUCH>
2.79633 \2000
2001年、クレーメルによって新たなモーツァルト伝説が始まる。 6月の日本ツ
アーでも、圧倒的な個性と斬新な演奏で聴衆を圧倒したギドン・クレーメル
/クレメラータ・バルティカ。今、巷で大評判の《トレーシング・アストル》
(品番:2.79601)に続く新譜《アフター・モーツァルト》が、早くも登場!
収録内容はクレーメルらしく、モーツァルトの超名曲と、モーツァルトの父レ
オポルド・モーツァルトの作品、そしてラスカトフやシルヴェストロフ、シュ
ニトケによる、モーツァルトをベースにしたユニークな作品とを同時収録する、
という斬新なもの。当然ながら演奏は、切れ味抜群の爽快そのもの!一度聴く
と病みつきになることうけあいです。必聴!
ラスカトフ:W.A.M.の人生からの5分間~バイオリンと弦楽のための
モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ ニ長調 K.239
シルヴェストロフ:メッセンジャー-1996
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
シュニトケ:モツ-アルト・ア・ラ・ハイドン
レオポルト・モーツァルト:おもちゃの交響曲
ギドン・クレーメル、クレメラータ・バルティカ

<NAXOS> 10月新譜
8.559060
■アンタイル(1900-1959):
バレエ・メカニック(1953年改訂版)/弦楽オーケストラのためのセレナード
第1番/5つの器楽のための交響曲/室内管弦楽のためのコンサート
●演奏/ダニエル・スポールディング指揮 フ
ィラデルフィア・ヴィルトゥオーソ室内管弦楽団
大胆な音楽を発表し「悪童」と呼ばれた実験作曲家アンタイル。4台のピアノ
と多くの打楽器を使った代表作「バレエ・メカニック」、ストラヴィンスキー
を思わせる「セレナード第1番」「コンサート」などを収録しました。

●Delos SACD:マルチ・チャンネルのスーパー・オーディオCD
DS3259 \3500
ショスタコーヴィチ:室内交響曲Op.110a
(弦楽四重奏曲第8番よりバルシャイ編)
シュニトケ:ピアノと弦楽のための協奏曲
コンスタンチン・オルベリアン(ピアノと指揮)
モスクワ室内管弦楽団

<IPPNW> 9月新譜

IPPNW 1 \2000
マーラー:交響曲第5番~アダージェット
モーツァルト:「イドメネオ」~イリアのアリア“父よ兄よ、さようなら”
同:コンサートアリア「とどまって、いとしい人」K528
ドビュッシー:神聖な踊りと世俗の踊り
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
マルティン・フィッシャー=ディースカウ(指)新ベルリン室内管弦楽団
バーバラ・ヘンドリクス(S),マリア・グラーフ(ハープ)
録音:1992年2月29日
バーバラ・ヘンドリクスのモーツァルト2曲が注目!

IPPNW 5 \2000
ドヴォルザーク:交響曲第8番,
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第7番
マルティン・フィッシャー=ディースカウ(指)
チェコ・フィルハーモニーのメンバー&新ベルリン室内管弦楽団,
クロール・アンサンブル・ベルリン
録音:1992年9月8日,1993年1月17日
指揮者のマルティン・フィッシャー=ディースカウは偉大なディートリヒの次
男坊として1954年(F=Dがバイロイトにデビューした年)に生まれました。知
的でさっぱりした親父殿の顔に比べ、暑っ苦しいほどに野性味のあるコイ風貌
で、ドイツを中心に活躍しています。

<NAXOS> 日本語帯付8月新譜
8.556692
■ルトスワフスキ(1913-1994):<ザ・ベスト・オブ・ルトスワフスキ>
交響的変奏曲/弦楽のための序曲/小組曲~歌/管弦楽のための協奏曲~第1
&2曲目/葬送曲~エピローグ/ベネチアの遊び~パート3&4/チェロ協奏
曲~カンティレーナ&フィナーレ/パガニーニの主題による変奏曲
/チェーン2~Ad libitum/ピアノ協奏曲 ~ 第4楽章
●演奏/アントニ・ヴィト指揮 ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団、
アンジェイ・バウア(チェロ)、ベルント・グレムザー(ピアノ)、
クシシトフ・バコフスキー(ヴァイオリン)、
ピョートル・パレチニー(ピアノ)
ポーランドの作曲家ルトスワフスキの既発売ディスクから聴きどころを選び、
入門編とも言える一枚のディスクにしました。作風を知る手がかりに、そして
ナクソス盤の演奏を知る手がかりになります。

<CASCAVELLE> 旧譜のご案内
VEL 1061 
メンデルスゾーン:
八重奏曲 
弦楽のための交響曲第10番 
同第12番
T.フューリ(Vn&指)カメラータ・ベルン

<Capriccio> 7月新譜
51057(2CDs)
CD-1
ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868):弦楽のためのソナタ集
ソナタ第1番ト長調
ソナタ第2番イ長調
ソナタ第3番ハ長調
ソナタ第4番変ロ長調
CD-2
ソナタ第5番変ホ長調
ソナタ第6番ニ長調「テンペスト」
セレナータ変ホ長調
ミヒャエル・エルクセルベン(ヴァイオリン、ディレクター)、
ニュー・ベルリン室内管弦楽団
録音は1991年。このロッシーニ若書きのソナタ集は競合盤も多いが、このCD
の演奏は弦楽合奏の際だった美しさが売り

<cpo> 8月新譜
999517-2 \2000
■ヴィラ=ロボス(1887-1959):交響曲第6番/同第8番/弦楽のための組曲
●演奏/カール・セント=クレア指揮 SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
国内外のメディアで好評を得ている交響曲全集の最新盤は、第5番の24年後に
書かれた第6番、そして1950年作曲の第8番、他を収録。作風に大きな変革が
訪れ12音技法まで使った第6番は、作曲者にとって異端の作品。古典的なスタ
イルを持つ第8番も秀作です。

<ULTIMAアルティマ・シリーズ>
8573.88049 ERATO
ヴィヴァルディ:
弦楽と通奏低音のための協奏曲(シンフォニア)ホ短調RV.134/弦楽と通奏
低音のための協奏曲ハ長調RV.114/同 ハ短調RV.118/同 ハ短調RV.120/同
ニ長調RV.124/同 ニ短調RV.128/同 ホ短調RV.133/同 ヘ長調RV.140/同
ヘ短調RV.143/同 ト長調<田園風>RV.151/同 ト短調RV.152/同 イ長調
RV.158/同 変ロ長調<コンカ>RV.163/同 変ロ長調RV.167/弦楽と通奏低
音のためのシンフォニア 第2番 ハ長調RV.116/同 第8番 ト長調RV.146/
同 第13番 ホ長調RV.132/同 第17番 ヘ長調RV.137/同 第22番 ロ短調RV.168
クラウディオ・シモーネ指揮 イ・ソリスティ・ヴェネティ

<black box> iCLASSICS
BBM 3004 \1550
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
フィレンツェの思い出 op. 70
弦楽セレナーデ op. 48
フィオヌアラ・ハント(指揮)、アイルランド室内管弦楽団

<EMI> 7月新譜
CDC-5571592 \2200
パッパーノ/プッチーニ:グローリア・ミサ、交響的前奏曲、菊の花
ロベルト・アラーニャ(テナー)、トマス・ハンプソン(バス)
ロンドン交響楽団、合唱団、 アントニオ・パッパーノ指揮
現代のオペラ界の三人のスターによる、プッチーニの声楽作品。イタリアの
教会音楽家の系譜出身の証明ともいうべきプッチーニ初期(1880年)22歳の
作品がグローリア・ミサ。当時彼はミラノ音楽院でバッツィーニとポンキエ
ッリの弟子でした。また交響楽を志向していた1876年の交響的前奏曲と「マ
ノン・レスコー」と同時期に作曲した(1890年)「菊の花」(今録音は弦楽
オケ版)というプッチーニの秘曲ともいうべき作品も収録しています。

<black box>
BBM 1003 \2200
アーサー・ダフ:ミーズの牧歌
ジョン・F・ラーチェット:マック・アナティーの糸車
ジョン・F・ラーチェット:オシアンの葬送歌
トマス・C・ケリー:バロック様式による「オカロラン組曲」
ジョーン・トリンブル:弦楽のための組曲
アーサー・ダフ:弦楽のためのアイルランド組曲
アロイス・フライシュマン:エリザベス・マクダーモット・ロー
トマス・C・ケリー:弦楽のための3つの小品
フィオヌアラ・ハント(指揮)、アイルランド室内管弦楽団

<DELOS> 6月新譜
DE3263 \2200
フランク・ブリッジ:
室内協奏曲
弦楽オーケストラのための4つの小品/3つの牧歌
キャロル・ローゼンバーガー(ピアノ)
モスクワ室内管弦楽団/指揮:コンスタンティン・オルベリアン
ブリテンにも影響を与えたイギリスの印象主義的作曲家ブリッジの作品集。

★GZ PUBLISHINGカタログ(チェコ)
0022-2 131
モーツァルト:ディヴェルティメントK.136、137、238、
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ボリス・モノツォン指揮プラジャル室内管

0030-2 131
ドヴォルザーク、チャイコフスキー:弦楽セレナード
ボリス・モノツォン指揮プラガール室内管

0036-2 131
ヨゼフ・ミスリヴェチェク:ディヴェルティメント、
カレル・シュターミッツ:オーケストラ四重奏曲、
マルティヌー:セレナード第2番、
ヤナーチェク:弦楽のための組曲
ドヴォルザーク:夜想曲
ヒネク・ファルカーチ指揮ボヘミア・インディペンデント室内管

0040-2 131
ドヴォルザーク:小品作品75、ワルツニ長調、ユモレスク、
グリーグ:ホルベルク組曲よりサラバンド、
チャイコフスキー:弦楽セレナードよりワルツ、
バッハ:G線上のアリア、
ベートーヴェン:メヌエット、
バーバー:アダージョ、他
ヒネク・ファルカーチ指揮ボヘミア・インディペンデント室内管

0063-2 111
ドヴォルザーク、スーク:弦楽セレナード、
マルティヌー:セレナード
ボーダン・ヴァルヒャル指揮スロヴァキア室内管

<Relief> 6月新譜
CR 991064 \2200
コロンタイ:ヴィオラ協奏曲,
ボリス・チャイコフスキー:弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ,
主題と8つの変奏
ユーリ・バシュメット(Vn),
ウラディミール・フェドセーエフ(指)モスクワ放送交響楽団
録音:1986年
ミハイル・コロンタイは1952年生まれの作曲家。

<NOVALIS> 6月新譜
NOV150 708 (2CD)
メンデルスゾーン:
交響曲第4番「イタリア」 
「真夏の夜の夢」より5曲 
交響曲第3番「スコットランド」 
弦楽のための交響曲第9番「スイス」
L.ハーガー(指)イギリス室内管

NOV150 725 (2CD)
「弦楽セレナード集」~ドヴォルザーク、J.スーク、エルガー、フックス 
ドヴォルザーク:弦楽六重奏曲Op.48
T.フューリ(指)カメラータ・ベルン

<Opus 蔵> 6月新譜
OPK 2013
チャイコフスキー:交響曲第4番
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
録音:1929年 1938年

<Ondine> 6月新譜
ODE 974 DDD \2200
オリ・ムストネン作品集
三重協奏曲 (1998) 3本のヴァイオリンと管弦楽のための
弦楽九重奏曲第1番 (1995)
小組曲 (1996) チェロと弦楽のための
睡蓮の上で踊る蛙 (2000) チェロと弦楽のための
弦楽九重奏曲第2番 (2000)
ペッカ・クーシスト、ヤーッコ・クーシスト、
エリザベート・バティアシヴィリ(Vn)、マルッティ・ラウシ(Vc)
オリ・ムストネン(指)タピオラ・シンフォニエッタ
奇才ピアニストとしての評価が高いムストネンが、作曲家・指揮者として登場
します。1967年生まれなので、さぞや前衛的な音楽だろうと想像してしまいま
すが、全く逆。擬バロック風もしくは擬古典風で、現代的要素はカケラもあり
ません。メロディも美しく、BGMとしても最適。やはり只者ではありませぬ。

ODE 983 DDD 2CD \2900
ラウタヴァーラ:弦楽オーケトラのための作品全集
田舎楽師たち Op1 (1952)
ディヴェルティメント (1953)
組曲 (1952)
フランツ・リスト讃歌 (1989)
バルトークのための墓碑銘 (1955/86)
ゾルターン・コダーイ讃歌 (1982)
カント1 (1960)
カント2 (1961)
カント3 (1972)
カント4 (1992)
ハープと弦楽のためのバラード (1973/81)
フィンランド神話 (1977)
オストロボスニアのポルスカ (1980/93)
レイヤ・ビステル (Hp)、ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内管
日本にも熱烈なファンを持つラウタヴァーラ。彼の弦楽オケ作品を集めたコン
ピレーション盤。典型的な「癒し系」音楽で、非常に心穏やかになれます。