Robert Davidovici ルーマニアの出身.オイストラフにヴァイオリンを学び、後にジュリアード音楽院のガラミアンのもとで研鑽を積み、卒業後すぐにティーチングアシスタントとして、教え始める.カーネギーホール・アメリカ国際ヴァイオリンコンクールを始めとして、多くのコンクールで優勝し、演奏家としてのキャリアを開始した.合衆国はもとより、カナダ、ヨーロッパ、南米、オーストラリア、日本、アジア各地で、ソロと室内楽においてヴィルトゥオーゾとして活躍.オーケストラとの共演も多く、ボストングローブ誌は彼のプロコフィエフの協奏曲に対して、「叙情性とテクニックの完璧なバランス」と評価した.ヨーヨーマ、アイザック・スターンなど、名だたる音楽家と共演し、輝かしいニューヨーク時代のキャリア作った.その後マイアミにあるフロリダ州立国際大学のレジデンシャル・アーティスト兼ヴァイオリン教授を務めている他、世界中で客員教授に招かれている.また、大阪フィルハーモニーやヴァンクーヴァー・オーケストラほかで、コンサートマスターを務めた.多くのCDをリリースしており、2004年にはショパンの・ノクターンをヴァイオリンで演奏したCDをJVCから出している.ヴィルトゥオーゾであると同時に、温かい人柄で、アンサンブルに和をもたらし、またその指導力には定評がある.