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ラフマニノフ [Rachmaninov]
ロマンスとスケルツォ
Romance and Scherzo

この曲は1890年ラフマニノフが17歳のとき,モスクワ音楽院作曲科の学生作品のためのコンサートに参加するために, 1889年に書かれまだ未完であった弦楽四重奏曲の2つの楽章を弦楽合奏に編曲したものです.彼はこのために, プーシキン原作で敬愛するチャイコフスキーによる「スペードの女王」の初演を見るためのサンクトペテルブルク行きをキャンセルまでしたらしいのですが, 最終的にこの曲はプログラムから外されてしまいました.しかも,翌年にモスクワ音楽院で行われたロマンスの初演の評判も芳しくなかったようで,結局,弦楽四重奏として完成することはありませんでした. その後,忘れ去られていましたが,手稿がモスクワの国立音楽博物館に残されており,ラフマニノフの死後に出版され世に知られるようになりました.

iPalpiti conducted by Eduard Schmieder, 2011.


楽譜

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