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スーク [Suk]
弦楽のためのセレナーデ
Serenade for Strings in E flat major, Op.6

この曲は,1892年,スークが18歳のときに作曲された.この舞曲のリズムと故郷のチェコスロバキア様式は民族音楽に直接影響を受けているわけではなく,彼の師であるドヴォルザークに強い影響を受けている.実際,1875年に作曲されたドヴォルザークの弦楽セレナーデは彼の作品のモデルとなった.この作品はまた,ドヴォルザークともう一つのつながりを持つ.スークは1892年にドヴォルザークの14歳の娘,Otylkaに出会った.そして二人は惹かれ合い,6年後結婚することとなった.この曲の4つの楽章は,彼女の肖像でもあるといえよう.

編成:Vn1, Vn2, Va, Vc, Cb

演奏時間:約30分

第3楽章の最後の部分が楽譜によって違うので注意してください.あっさり音を伸ばして終わってしまうものと,3連符でスケールを上下してトリルが入ったりして終わるものがあり,録音も両者あります.「3連符あり」のほうがおすすめです.楽譜に特に記載が無いのでtuttiなのですが,ソリスティックな感じがありSoloになっている録音もあるようですので実演される場合は検討してみてください.(2006/10/21加筆)

The Orchestre de Chambre Nouvelle Europe conducted by Nicolas Krauze, 2015.


楽譜

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NAXOS

Blue Sky Label(ターリッヒ指揮 チェコフィル 1938年12月録音)

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