二つの悲しい旋律
Two Elegiac Melodies for strings orchestra

この曲はAasmund Olavson Vinjeの詩集への12の歌集として1873年から1880年に作曲されたもの(作品33)を、グリーグが1880年にBergen Harminien Orchestraの指揮者に就任した際、作品34としてその中の2曲を弦楽オーケストラのために編曲したものです。歌集の3曲目、2曲目がそれぞれこの曲の1曲目、2曲目となっています。

この曲は私の大好きな曲の一つで、ぜひ皆さんに聞いてもらいたい曲です。結構良く耳にはするのですが曲名を知らない人が多いかもしれません。弦楽合奏の魅力を十分に引き出した曲ではありますがその旋律の繊細さゆえにアマチュアで立派にまとめるのは難しそうです。特に、強弱の付け方がポイントとなりそうですがいかがでしょうか?

1. 胸のいたで(Heart's Wounds)
2. 過ぎにし春(Last Spring)
<楽譜>:1stVn(1page,2page),2ndVn(1page,2page),Va(1page,2page),Vc,Cb

編成:1st violin,2nd violin,viola,violoncello,contrabass(contrabass以外殆どがdiv.)
1曲目でcello soliあり


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